3年A組をもう一度放送しては?

山下達郎さんのレギュラー放送の中で、一部のメディアで取り上げられている内容に対してご本人自身の考えをコメントされた。

これに対して、SNS上ではいろんな意見が飛び交い、私が閲覧した時間帯では批判的な内容が多いように思えた。

ネット上で批判を展開する人たちは何がお望みなのだろう?

「性加害」というセンシティブな問題について、その事実があったならば許されるべきではない、達郎さんもそのように述べていたし、これについて重箱の隅を突くような揚げ足取りはするべきではない。

今回のジャニー氏に関する問題の難しいとことは、当事者本人が既にこの世にいないことである。

被害者として告発している人を疑っているのではなく、その罪があった際に当事者が認める、という機会が得られないことが複雑にしているのである。

真実は当事者しかわからない以上、調査の結論をもって、しかるべき立場の者が判断を下すまで待つべきであること、一方でジャニーさんの指導によってショービズの世界で懸命に努力している者、未来のアイドルを目指して今もレッスンに励んでいる少年たちが現在進行形で存在している以上、現時点で調査に関わっている者以外が憶測で物を言うべきではない、というのが山下サイドの考えだと思う。

SNS上では、性加害問題について報道されていることがすべて真実というか、あたかも自分が真実を知っているような体で、批判を展開している輩があまりにも多い。
たぶんあっただろう、というのがほとんどの人の印象で、被害者が存在している以上、そうなんだろう、というのは私も思いはするが、それを正義の味方の如く、一刀両断にできるほど事実を知っている訳ではないだろう。その程度の情報しか知らないのに軽々とコメントすべきではない、ということだと思う。
オトナなら、そういうところまで考えて、発言する内容と場を判断すべきだが、そういうところがわかっていないのだとすると、契約解除の要因の一つに今回の発言があったことに対して否定はしないが、その他の要因も含めてと述べられた部分がそれにあたるかもしれない。

さて、結局、SNSというのは個人が自分の思いを即時に発言できる便利なツールではあるが、内容の正確不正確、真実デマ入り乱れて垂れ流しされているので、それを真に受けて投稿やリツイートすれば、自分も扇動者という立場になるということを改めて思い出してみるべきではないかと改めて思う。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.