不幸にして前途有望な野球選手が亡くなられました。
ワクチン推進と反対という論点から彼の死を利用しているとかしていないとかの
衝突になったりしているのは全く残念な話だ。
ご遺族にとっては、家族が亡くなったという事実をどう受け入れるかを
悩みながら辛い時間を過ごされることになる。
だからこそ、突然にこのようなことが起きた要因がどこにあるのかは
解明してほしいと思うし、結果として接種行為とその後のは激しい練習を
されたという事実から得られる情報は、今現在も日々ワクチン接種について
考えさせられている国民と共有してもらうことが、彼が亡くなったことの
事実を活かせることではないかと思う。
志村けんさんの悲報は、新型コロナというよくわからない病気の恐ろしさを
認識させられたことで、日本人全員が自分たちでできることを考えるように
なっただけでも、彼が身をもって示したメッセージとなった。
その後、世界中でいろいろな研究が進み、一応、ワクチンと称するものが
特例承認という条件付きではあるものの、それによって重症化を回避できた
幸運な人もいるのも事実である。
一方で、mRNAワクチンという仕組み上、不明な部分がまだまだ多く、直接の
因果関係までは結論付けされていないとはいえ、接種という事象の後に起きた
重篤な副反応や不幸にして死に至ったような事実も少なくない。
数字上、「まれ」という表現を使用されていて、接種すれば致死率を0.001%
だとか言われているが、罹ったという条件付き確率のもとでの数字であるから
数学が苦手な人には、あたかも効果がものすごくあるように感じる。
PCR検査の不確実性は、コロナ騒動の初期の段階で知っている人はちゃんと
説明をしていた。専門家よりも、理屈はよく知らないが影響力は大きい人たちが
あたかもそれを識別できる魔法のように説明をし、そっちが一般的に浸透してしまった。
まず、人間が病気に罹って、それを直すのは薬ではないという基本の部分の時点で
多くの人が誤解しているので、それ以降の誤差の掛け合わせの結果、ワクチンを
信じる信じないの両極端が生まれる。医療関係者がワクチンを推し進めるのは
あくまで医療従事者の立場から重症化する人数の増大を低くしたいという観点であり、
国民一人ひとりの健康の保証をしているわけではないことに、一般の市民が何故
気づかないのだろう。
中には製薬会社から多額のリベートが支払われている大学病院や医療団体があるのも
事実なので、彼らも確率という数字の判断で推進し、結果として得られる効果の
数値評価が後の医療に役立つという考え方に過ぎない。多少の犠牲はやむを得ないと
割り切っているはずだ。そうでなければ、死に直面するような職業において自分の
精神性を保てないはずで、それに対しどうこう言ってもしょうがないのである。
だからこそ、自分自身で理解して、どういう結果になってもそれを他人のせいに
せず、自分で受け入れられるか、ということを踏まえて判断してほしい。
ワクチンに副反応はつきものだ。だが、それで40℃前後も発熱したりする事象に
対し、「そういう事象が出ても数日で収まる」という説明に何の疑問を持たない
人が多いのはとても危険である。
前段で、病気は薬が直すのではないと書いた。
例えば風邪を引いたら熱が出るのは何故か?に対して、免疫機能が活発になって
ウイルスに攻撃することで熱が発生(炎症)が起こる訳で、そのままでは体力の方が
先に奪われて憔悴による危険の方が高くなるから、薬によって耐えられるレベルに
緩和する代わりに、ビタミン剤などを併用させて免疫力が低下しないようにするのが
一般的な処方だ。
だから、薬は免疫活動による抗体生成のプロセスを補完する役割であり、それそのものが
直接作用するというのは抗がん剤などを除けば極めて少ない
だから、ワクチン接種によって発熱するのは、同じようなふるまいが細胞レベルで
起きているので、ある意味、感染状態と近い状況になる。
もちろん、mRNAワクチンは不活性ワクチンとは異なり、あたかもウイルスが侵入
してきた際に作られる抗体を作るための設計図(mRNA)を細胞に侵入させるため
一時的に細胞の破壊が生じる。これが筋肉注射によって全身の臓器に血液によって
運ばれるから、体中でそれが起きることで高熱が発生する。
思想のベースになっているmRNA自体は数日で分解されて対外に放出されるから
抗体が作られた後は人体における影響は今のところないと考えられているという
説明だ。
ただし、神が創造した仕組に対し、人間が解明できていることなどたかが知れているので
人間は、検証の積み重なでしか真実を追求できない。
数十年にわたる経過観察がされていないこのワクチンはその数十年後における
身体への影響は保証できないのも現時点の事実である。
高齢者への接種メリットというのはまさにそこにあり、解明されていない時間差での
副作用の影響がでるまでに寿命を迎える確率も高いこと、代謝が若年層と比較して
衰えてくることから自然免疫の活動が緩く、激しい運動などもほとんど行う機会が
ないので、ワクチンによって抗体を生成する際に生じる副反応の影響も少ないから、
重症化しない確率が高くなるメリットが上回るのである。
でも、若年層はそういう訳にはいかない。代謝も活発で自然免疫の機能も活発、
運動量も多いので、動く臓器の代表として心臓における心筋炎のリスクが高くなる。
まして、これからまだ何十年も生きる上で、忘れたころに副作用が出られても困る。
最近、あまり語られなくなったが、日本人でにおける重症化が少ないのは何故かという
「ファクターX」が一時話題になったが、生活習慣や土着ウィルスとの関係は
解明はされていないものの、大きな要因になっていると私も思う。
mRNAワクチンはコロナウィルスを接種する訳ではないから接種した人はウィルスを
体内で増強させない⇒他人に感染させるリスクは少ない、という論理展開で身近な
人を守るため、なんていうことを言い出す人が増えたのだろうが、ウィルスが増大
して症状が出ている人は体調が悪いのを自覚して出歩かないので、むしろ、ワクチンを
接種して、ウィルスが侵入しても症状が出る前に作られた抗体で症状が現われなく
なっているという解釈の方が正しいので、もともと接種したから感染させないという
のは間違いだ。
だから、デルタ型になって接種に関係なく感染するというのは、ワクチンによって
感染が防止できると信じていた人にとっては脅威だが、私の理解では驚くことでも
なく、もともとそういうものだということを再認識する程度である。
ただ、困ったことに、ウィルスも、殺虫剤と害虫の関係と同じように常に進化するのが
生命の神秘である。
当然、人工的に用意された設計図を基に抗体が作られた生命体に対し、それをすり抜ける
ために進化していくのが自然の摂理だとすると、ワクチン接種者が新しい変異種を
生み出してばらまいている、なんていうことに成りかねないリスクも併せ持っていると
いうことをもう少し考えるべきだ。