家に着いた頃には日付が変わってしまい、一刻も早く寝たいところだが、この問題は忘れないうちに書き留めておきたい。
この「おふくろさん」問題に関しては、何故このようなことでもめるのか分からない方も結構いると思う。レコードとして発表された歌詞以外の詞とメロディを冒頭に付け加えただけで、何故、作詞家の方が激怒しているのかということを。
楽曲が作られる過程に関して、特に演歌と称されるジャンルの場合は圧倒的に詞先が多く、それだけ、演歌の歌詞の内容というのはそれ自身で自己完結している世界がある(ポップスやロックの場合は、内容とは別に言葉の響きや言葉遊びが用いられるケースもあるように、必ずしもストーリーが100%意味を持っている訳ではない)。このため、その完成している詞に対して、新たに別の作者が作った詞を無断で付加するというのは、オリジナルの詞の作者に対して失礼極まりない行為である。
別のインタビューで、森本人は
「あの歌は自分で言うのも何ですが“森進一のおふくろさん”になっていますからねえ」
と答えているそうだが、問題の当事者である本人がそんなことを言っていること自体、驕りも甚だしいと感じる。
確かに「おふくろさん」という曲は、森進一の物真似をする人は、ほぼ100%、この歌で真似するくらい、代名詞であることに異論はないが、この論争において森は作詞者である川内氏と自らが出向いて話をするつもりはないという。楽曲管理元の問題はスタッフの仕事と割り切っているようだが、自らの看板にも等しいこの曲を生涯歌いたいのなら、しかもそれが誤解だというなら、なおさらスタッフまかせではなく、自らが収拾させるべきであるはずだ。
川内氏はもはや森と会うつもりはないらしい。既にJASRACにも届出をしたということで、氏が森へ提供した曲はいずれも歌えない状況だ。「花と蝶」「命あたえて」など、森進一ならではの代表曲が歌えなくなるというのは、森本人にとってもファンにとってもマイナスでしかない。
"寛大な心で許して欲しい"とは勝手な言い草、作家の立場を守ることもまた大事なこと。少なくとも今回の問題に関しては、どちらが歩み寄るべきかは明らかだ。
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森進一困惑「おふくろさん」に勘当された
歌手の森進一(59)が、代表曲「おふくろさん」を手がけた作詞家・川内康範氏(86)から絶縁を宣言された。同曲の冒頭に歌詞を無断で加えたことに川内氏が激怒。「ぼくの曲は二度と歌わせない。(森と)会う気持ちは一切ない」と語り、法的手段も辞さない構え。森は都内で緊急会見し、「30年前にできた曲。今まで言われたことはなかったのに」と困惑。早期の和解を希望したが、話し合いは難航しそうだ。
森の代表曲「おふくろさん」(71年)の冒頭に、メロディー付きの短いセリフが加えられていることが発端だ。このセリフバージョンは、ステージ演出家の保富康午(こうご)氏がコンサート用に書き加え、1977年発売のライブ盤に収録。それから30年、森は公演でたびたび披露し、一昨年、昨年と紅白歌合戦でも歌った。
森はこの日、NHK歌謡コンサートの出演前に同局で会見。当時、川内氏にセリフ付け足しの報告をしなかったことを認めた上で「僕は歌うだけで、当時のスタッフが報告したと思っていた。突然のことで驚いている」と困惑の表情。「できるだけ早く歩み寄りたい。当時かかわったスタッフにまず先生と話してもらって、『(歌って)いい』とお許しが出たら会いたい」と直接謝罪を希望した。
しかし、怒りが収まらないのは川内氏。森の会見から1時間後に都内で本紙の取材に応じ、「会うつもりは一切ない」と強い口調で言い切った。これまで一度も抗議はなかったとする森の主張も、「ぼくは6、7年前から言っていた」ときっぱり。30曲以上の森作品を手がけているが「ぼくの曲は二度と歌わせない。ジャスラック(日本音楽著作権協会)にも届け出た。歌った場合は、法的手段に出る」と明言した。
昨年末の紅白歌合戦をビデオで見た川内氏は、今月17日に森を含むスタッフらに事情説明を求めたが、森が風邪を引き、対面自体が中止に。川内氏はこのドタキャンで余計に腹が立ったという。「(森が)困っている時にどれだけ助けてやったことか。人間失格である」と痛烈に批判した。
和解の可能性について「歌詞を削除するとかの問題ではない。会いたくない」と強硬姿勢を崩さない川内氏。現段階で両者の対面予定はなく、騒動は長期化しそうだ。
◆「おふくろさん」の冒頭に加えられた歌詞 「いつも心配かけてばかり いけない息子の僕でした 今はできないことだけど 叱(しか)ってほしいよ もう一度」
(2007年2月21日06時02分 スポーツ報知)
子供のなぞなぞ
最近、参ってるんだよね。ほんとに。
なにってさー、子供たちのなぞなぞ攻撃。
笑い事じゃないよ。
ほんとにすさまじいんだから。
しかもえんえんと続くのよ。こっちは忙しいって言うのに、おかまいなし(笑)
で、真剣に聞いてないと、怒る、怒る。
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忘れてました・・
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