そのまんま東・初当選

本日行われた宮崎県知事選挙において、無所属のそのまんま東、いや、芸能界を事実上引退されましたからそのまんま東さんですね、が初当選のようです。

いろいろ出馬声明時は風当たりも強かったですが、謹慎期間時代に大学に再度入り直し、優秀な成績で卒業して、さらにまた別の学部に入り直すなど、政治家として基礎となる学問はクリアしていて、彼のオフィシャルWebやテレビ出演時でのインタビューを見た限りは、非常に真剣に地元の将来を気にかけるとともに、マニフェスト、特に財政問題にしては現実的な対策を掲げていたように思えました。もし、彼がタレントであったという偏見を捨て、過去の刑罰等の報道で誤解されている内容などを県民が正しく理解した上で、候補者に対する投票をするならば善戦をするだろうと思っていました。

事実、日に日に東氏に対する評価は高まっている報道もあったし、所属事務所を辞めてまでの決意であったから、本日までの選挙運動に関しても印象がよいものであったようで、それが伝わったんでしょう。タレントによる応援もなく、自分の足で自分の言葉で訴えてきたことにより身を結んだ当選という結果は、やっぱり素直に「おめでとうございます」と言いたくなります。離婚の原因の一つは政界進出だったわけですから、身を削ってまで取り組んだ自分の夢が実現し、スタートラインに立てたということはよかったと言えるのではないでしょうか。

真価が問われるのはこれからです。中には興味本位で投票した人もいるかもしれません。実際に東氏以外に投票している人もたくさんいますし、その人たちは、タレントの売名行為だろうとか、市議会議員・県会議員の経験もないのに知事なんて無理だという現実的な考えを持っている人もいたわけです。それらの人たちにも納得してもらえるような政治をこれからしなければなりませんが、それは出馬前から分かっていたこと。今や世界の北野となったビートたけしの一番弟子が地方政治を司り、見事立て直すことができたならば、そのまんま東という人間を、たけしの付き人をやっている頃からラジオ等で知っているたけし信者にとっても痛快な事です。がんばって下さい。

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そのまんま東・初当選 への1件のコメント

  1. 「そのまんま」がいい。【古本買取最前線】

    久しぶりの休みだというのに、早起きしてしまった!することも無く、朝食を食べながらTVを見る。いつもの休みと変わりなく、「そのまんま」。星野五輪監督が宮崎県の東国原知事を表敬訪問しているところがTVに流れていた。知事「ぜひ、キャンプ地に宮崎県を」……

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