ポール・モーリア氏が亡くなりました。確かに「恋はみずいろ」が世界的に見れば一番の代表曲でしょうけど、こと、日本に限って言えば「オリーブの首飾り」でしょう、やっぱり。なんてったって、手品の真似事をやるときに口ずさまれる「♪ちゃららららら~、♪ちゃらららら、ちゃ~らら~」っていうあのフレーズは、ベートーベンの「運命」の冒頭、「♪じゃじゃじゃじゃ~ん!」っていうのと同じくらい、小さな子供でも知っている。
「オリーブの首飾り」という曲は私にとって思い出深いんだなぁ…。小学校6年生の時の音楽会で、うちのクラスの発表曲だったから。僕らの担任が、その頃この曲が好きだったというのが理由だったとは思うけど。その当時、私は特にできる楽器もなかったので、ピアノとかヴィブラフォンなどの楽器以外のOne of them、リコーダーで吹いたけど、練習の時に♪ドレミの音階を一生懸命覚えたから、今でも大体の楽器でメロディは弾く事ができる。冒頭のメロディは、「♪ミドシラミド~、♪ミドシラミ、ソ~ファファ~」だ。
最近は特に名前を聞く機会もあまりなかったのだが、81歳になられていたんですね。「イージーリスニング」という音楽ジャンルの言い方も最近はあまり聞かなくなったが、私にとって「イージーリスニング」というのはポール・モーリアのイメージだったから、氏が亡くなったことでこの「イージーリスニング」という言葉もやがて消えていってしまうような気がする。「恋はみずいろ」は聞かれる機会がだんだん少なくなっていくかもしれないな。でも、手品の真似事がされる時には、必ず「オリーブの首飾り」を口ずさまれている限り、ポール・モーリアは忘れ去られることはないだろう。
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P・モーリア氏死去=「恋はみずいろ」など名曲指揮
【パリ4日時事】「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」などイージーリスニングの名曲で知られ、日本にもファンが多いフランス人の指揮者・作曲家ポール・モーリア氏が3日未明(日本時間同日午前)、仏南部ペルピニャンの病院で死去した。81歳だった。
1925年、仏南部マルセイユに生まれ、マルセイユ国立音楽院を卒業した。その後、ポール・モーリア・グランドオーケストラを結成。68年に作曲家アンドレ・ポップ氏の作品を編曲した「恋はみずいろ」が世界的なヒットとなった。
特に日本との関係が深く、69年に初来日して以降98年まで、毎年のように日本での全国ツアーを行った。日本と韓国での公演回数は1200回を数える。この間、池田満寿夫監督の日・イタリア合作映画「窓からローマが見える」(82年)の音楽を担当した。
そのほかの代表作に「オリーブの首飾り」「涙のトッカータ」「そよ風のメヌエット」などがある。
(時事通信) – 11月4日23時0分更新
ポール・モーリア氏死去
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ポール・モーリア氏、死去
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