試合を見ている最中は、1回のダウンを除けば、決定打を特にもらっていたわけでもなく、また、興毅もいいパンチをいくつか入れていたので、中盤まではいい線いくかもと思いながらも、10、11ラウンドでのヨレようの印象が極めて悪く、私個人の評価は良くて引き分け、負けでも仕方がない内容と判断していた。
亀田興毅がチャンピオンとなった瞬間、興毅自身は号泣し、父・史郎さんの長年にわたる愛情から「3人の息子をチャンピオンにするという夢の第一歩が叶ってよかったな」という思いが強く、祝福のコメントをブログに書いた。しかし、時間が経つにつれ、興毅自身の試合内容を振り返れば、判定の2-1、3人のジャッジのポイントを単純に加算すれば同点に、やはりホームタウンデシジョンは否めない。
各マスコミに抗議の問い合わせが多かったという事実も踏まえ、親子愛の情に流されることとボクシングそのものの内容は別であることを考えれば、絶対おかしいとは言わないまでも「う~ん…」という感じになるのが本音だ。
特にいただけないのは、試合後にTV生出演をした興毅のインタビュー。試合内容からして"学ぶものはたくさんあった"と言いつつも、大口を叩ける内容ではなかったはずで、もう少し謙虚に受け止め、それなりのコメントをしてくれれば、ご祝儀として目をつぶったが、相変わらずのビッグマウスに戻っていて、内心、あまり感心できない。
やはり、ボクシングの内容をちゃんと評価することが重要だと考え、「ドライな時代に浪花節が輝いた夜」と題して書いたブログも、私の本心と違う解釈をされる可能性を感じたため、削除しました。
以上
亀田興毅がチャンピオン
亀田興毅、微妙な判定で王座奪取
WBAライトフライ級王座決定戦12回戦は2日、横浜市の横浜アリーナで行われ、注目の19歳・亀田興毅(協栄)がフアン・ランダエタ(ベネズエラ)に2−1の微妙な判定で勝ち、チャンピオンの座に就いた。10代での世界タイトル獲得は、ファイティング原田、井岡弘樹に次いで日本勢史上3人目。
7時半からしっかり観ました。1回、いきなりのダウン・・・もしかしたら負けるかも知れない。本人がそう思ったかどうかは知らないが、その後の動きに精彩がなく、いいところをみせてもすか…