私が最も敬愛する指揮者、カルロス・クライバー氏が亡くなった。
ハードロックの様式美から、クラシックを本格的に聞いてみようと興味を持ち、FMでエアチェックをした最初の曲、L.V.ベートーヴェンの交響曲5番ハ短調作品67「運命」の指揮者がカルロス・クライバーその人であった。
作詞家:松本隆氏がヨーロッパまで行って、クライバーの指揮するオペラを見ることができたことに感激した文章等、クライバーの伝説などはそれから20年近く経ってから知ったことである。
私にとって最初の一歩がクライバーのベートーヴェンであったことの意味は非常に大きい。私にとっての偶然は、結果的に必然になった。まさに大滝詠一氏の名言、「必然は、最初は偶然という仮面を被って登場する」ということで。
気が付けば、ベートヴェンの4番、5番、6番、7番のCDや、DVD化されている’89および’92のニューイヤーコンサート、「ばらの騎士」(ベルリンフィルバージョンとウィーンフィルバージョンがある)や「こうもり」などクライバーの指揮しているソフトを見つけては集めるようになっていた。
今となっては映像ソフトとして、指揮をしている姿を残してくれた事に感謝するしかない。
ドタキャンなどのトラブルあれど、ひとたび指揮棒を持てば、またひとつ伝説が生まれる…親子二代に渡りカリスマ性を誇った偉大なる指揮者に黙祷を捧げたい…。
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メタ情報
コンポーザーXの怒涛のCD批評〜ザ・ベストCDオブ “ベートーヴェン交響曲第5番「運命」”
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」 ハ短調 op67今回からは一挙に5枚のセレクションを公開。その中からベスト・オブ・”ベートーヴェン第5番「運命」”を選びたいと思います。
選んだのは以下の5枚。いずれも歴史に残る、大指揮者達ばかりになってしまいました。さす……